238は 1950年にデュワグ社で製造された復興車(aufbauwagen)です。
大量生産されたKSW型(戦時型路面電車)が種車となる戦災復旧車でこれらの車両はドイツ各地で活躍していました。
238は1976年までハノーバー市電において使用され路面電車博物館で保存されていました。
1988年に姉妹都市提携5周年を機に広島市に寄贈され広島電鉄が再稼働させることになりました。
板台枠式台車の4輪単車ですが電動機の出力は46kW×2と高出力です。
これは付随車を牽引して運行することが前提だったためで広島到着時には連結器を装備していました。
ワンマン運転設備、排障器、エアブレーキなどが新設されましたが大きな改造は受けていません。
制御器は床下に装備されており両運転台から延びたシャフトによって操作する直接制御です。
電装品はAEG製で、大きなオリジナルのパンタグラフを備えています。
今回UPしているのは2014年3月に横川駅~江波で運行されていたときのものです。
現在はイベント専用となっているようです。
200形 238 「ハノーバー電車」2014年3月撮影


ブレーキ弁には日本エアブレーキのマークがあります。撮影場所:横川
広島電鉄200形 238 「ハノーバー電車」
11.100: 2.280:3.750 10.1 t 46(24) 名
台車:-- モーター:-- 46kw×2
直接制御:-- ブレーキ:SM-3
参考:WIKIPEDIA

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