今回UPするのは750形Ⅲ(765~772)。1950年に製造された元大阪市電1801形です。
広瀬車輌で12両、日立製作所で10両、若松車両で3両、近畿車輛で5両、富士車輌で2両。
合わせて32両が製造されました。
1940年に登場した大阪市電1651形(広電750形Ⅱ)と同じく古風なスタイルですが 大きな側窓を持つ均整の取れた車体です。
戦時中の13m級標準車体でもあり 広島電鉄650形もそうです。
1965年ごろから1601形の廃車発生品である大阪市電形台車に換装、主電動機もSS-60(45kw)にパワーアップしました。
大阪市電最後の大型車でもある1801形は1967~68年に8両が広島電鉄に譲渡されました。
広電750形Ⅱとの識別ポイントは大阪市電形台車をはいていることと扉上部のRがないことです。
廃車が進んでおり現存するのは2016年にビアガーデン電車「TRAIN ROUGE」に改造された768のみです。
750形 771 (もと大阪市電 1801形 1830)広告塗装

撮影1989.4:荒手車庫
750形 772 (もと大阪市電 1801形 1831)

772は2015年にミャンマー鉄道省に譲渡されました。
撮影:宇品?
750形冷房改造車 772

撮影場所:猿猴橋町
750形冷房改造車 768(もと大阪市電 1801形 1827)

2016年にビアガーデン電車「TRAIN ROUGE」に改造されました。 撮影2008.1:十日町市
広島電鉄750形 765-72 製造初年 1950 富士車輌
旧大阪市電1801形 1965-68
13.700× 2.480× 3.840 18.0 t 94 名
台車:大阪市電形(KS-46L) 住友 モーター SS-60 45kw ×2
参考文献 rp688/593 2000.4/1994.7
参考:750形 760Ⅱ (もと765:大阪市電 1801形 1832)

扉のRがなく1801形の名残をとどめますが 台車は大阪市電形ではありません。
撮影場所:猿猴橋町
750形は大阪市電の路線縮小にあたり1965年に大阪市から移籍してきたグループです。
751~760は元大阪市電1601形(1928~29年製)
761~764は元大阪市電1651形(1940年改)
765~772は元大阪市電1801形(1950年製)
と戦前戦後の代表的な大阪市電車両で いずれも13m級の前中扉車で直接制御のツリカケ駆動車です。
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