3000形は2004~06年にかけて導入された低床連接車。
アルナ車両が提唱するリトルダンサー(Uタイプ)で両先頭車(A・B車)に台車を配し、中間車(C車)をフローティングさせた連接構造となっています。
Uは”Ultimate”(=究極)の頭文字、アルナ車両の意気込みが感じられます。
台車は車軸付きですが 車体に固定されており連接車体間を折り曲げることでカーブを通過します。
主電動機は運転台下部にあり自在継手とギアボックス介して車軸を駆動します。
(車体装架カルダン駆動方式)
このことで車軸付き台車でありながら低床化を実現しました。(客室床面高さは台車上で480mm)
制御方式はVVVF(IGBT)で 東洋製85kWモータをドライブします。
ブレーキは応荷重装置付き電気・機械式ブレーキを採用。
5km/hまでは回生(発電)ブレーキ、停止までは電動ばねブレーキ(EBI)を作動させます。
リトルダンサーUタイプはEBIを空気ブレーキに変えUaタイプとなりブレイクします。
豊鉄 T1000形(2008年)富山地鉄 T100形(2010年)札幌市電 A1200形(2013年)阪堺電軌1001形(2013年)1101形電車(2020年)、筑豊電鉄5000形(2015年)とさでん交通3000形(2018年)で採用され連接低床車の定番となりました。
長崎電気軌道でも5000形(2011年)で採用されています。
3000形 3003A 2014年撮影
撮影場所:浦上車庫前
形式 3000 両数 3 3001~03 2003~06 アルナ車両
15.100× 2.300× 3.740 22.0 t 定員 63
台車 :SS-03 住金製 モーター: TDK-6407-A 東洋製 85.0kw ×2
制御装置 :VVVF制御 RG678-A-M ブレーキ 直通空気.電気
参考文献 rp852 2011.8
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