211形(211~216)は1951年に製造された日立製の増備車です。
車体は201形と同一で性能も変わりません。
電動機は三菱製SS-50から日立製SS-50に 制御器も三菱製KR-8から DRBC-447に変わるなど日立製で固められています。
ただDBRC-447形は直列4段・並列4段に電気ブレーキ7段の直接制御器でKR-8形と同タイプです。
DRBC447を採用しているのは ほかに とさでん交通200形、鹿児島市電600形、豊橋鉄道3200形、岡山電軌7500形などがあります。
「第六工場」様のHPに載せられた画像を見るにドラムもハンドルの形状もKR-8形とそっくりです。
台車は SA-W1からKBD-12に変更されました。
ともに日立製です。改良されたとはいえ台車の形状は変わりません。
車体外観にも違いは見いだせず 形式を改めるまでもないと私には感じられました。
1969年からワンマン化が実施され前面デザインを変更、集電装置もZパンタに変更されました。
さらに1985年以降 車体更新がなされ、冷房装置も取り付けられました。この流れも200形と同じです。
冷房改造車については別タイトルでUPします。
211形 213 広告塗装
撮影1979年:浦上車庫
形式 211 両数 6 211-16 1951 日立
11.000 :2.260:3.615 14.5 t 定員 80(28)
台車 KBD-12 日立製 モーター SS-50 日立製 38.0kw ×2
制御装置 DRBC-447 日立製 ブレーキ 直通空気.電気
参考文献 rp319 1976.4
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