京福電気鉄道(嵐電) モボ301形(ワンマンカー)1971年~

モボ301形は主要な機器を手持ちの予備品を流用し 1971年に武庫川車両で2両新造されました。
1929年製の旧モボ101形以来となる車体デザインですが これももう50年以上前なんですね。
制御器は 間接自動制御、主電動機はSE129B(44.8kw)×2、もちろん吊り掛け駆動です。
1975年にポール集電の廃止に伴い集電装置をZ型パンタグラフに換装しました。
また1990年に冷房化されています。
モボ101形は同様の車体でもってリニューアルされました。こちらは更新車という扱いになります。
モボ301形と同様に改良されてきたモボ101形は性能的に変わるところはありません。
301は302とともに2007年に休車となりましたが 301は2008年3月 嵐電天神川駅開業に伴い復帰しています。
モボ101形は1975年改造ですから 2025年現在、 嵐電最古の車両はモボ301形です。
2012年から嵐電車両は原則、京紫色に変更されていますが301には適用されていません。
2025年5月。旧標準色で走っている姿を見ましたが、モボ1形 KYOTRAMがデビューしています。
2028年度までに6両導入される予定です。モボ301形は近い将来姿を消すことになるでしょう。

モボ301形 ポール集電時代 302 武庫川車両

モボ301形 301(冷房化以前)

 

モボ301形 冷房改造車 301 標準塗装 2014年撮影

モボ301形 1971年 武庫川車両工業製 定員100人(座席40)
長:14,800 幅:2,640 高:3,888  自重21.1t
参照:京福電気鉄道のHP 撮影2014年:西院

モボ301形 冷房改造車 302 標準塗装 2007年撮影

撮影場所:西院

モボ301形 301 「のりよし君」 2005年?撮影

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