キハ143形は1990~93年に製作されたキハ141形、キハ142形をキハ150形の駆動システムで性能強化したものです。
(1994.95年製:101~104=トイレなし・151~157=トイレ付き 0番台は存在しません)
エンジンは(N-DMF13HZD (450PS/2,000rpm)) を1基搭載します。
台車はボルスタレス式のN-DT150A(N-TR150A)となりました。
ラッシュ対策としてデッキ仕切扉は撤去されました。(保温対策として扉を半自動扉化)
当初は冷房なしでしたが1995.96年に冷房改造が行われN-AU26 形冷房装置を屋上に設置しました。
(1995年製 の156・157は竣工時から冷房付き)
51系客車改造の気動車ということでキハ141系と一括りにされますが そのパフォーマンスからしてキハ143系としても差し支えないと思われます。
キサハ144形は運転台も駆動用エンジンもない付随車です。これもオハフ51が種車です。オハ51ではありません。
台車はキハ27形などの廃車発生品TR51 を流用しています。1994年に4両 (101~103・151) が製作されました。
(151は1995年にトイレを撤去、-104に改番)
当初はキハ141形とキハ142形の間に連結されることもありましたが、もっぱらキハ143形の間に連結して運用されるようになったようです。
当初は非冷房車でしたが2001年にN-AU26冷房装置を搭載しています。(発電用エンジンを床下に搭載)
キサハ144形は 2012年春の札沼線電化にあたり姿を消すことになりましたがキハ143形は室蘭本線に転じワンマンカー改造されました。別タイトルでUPします。
2012年の札沼線電化伴いキハ143-155、キサハ144-101、103は キハ142-201とともにJR東日本に移籍し動力装置を残したままSL銀河号の客車として活躍することになりました。
こちらは2021年引退し姿を消しています。詳しくは→珍車ギャラリー JR東日本キハ141系700番台
→鉄道車両写真集 SL銀河号
キハ143形100番台冷房改造車 キハ143-103
キハ143-103:もとオハフ51-24 撮影2009.3:札幌
キサハ144形100番台冷房改造車 キサハ144-103
キサハ144-103:もとオハフ51-10 撮影2009.3:札幌
キサハ144形(101~104)は1994年-オハフ51を改造した付随気動車(エンジンなし)
台車はTR51C 2001年より冷房化。
100番台はトイレなし 150番台:151はトイレを撤去-104に 0番台は存在しない。
参考:JR車両ハンドブック2008 撮影:2009.3
キハ143形150番台冷房改造車 キハ143-153
キハ143-153:もとオハフ51-15 撮影2009.3:札幌
キハ143-151~157 1993年-
キハ141形のパワーアップ形(DMF13HS 250PS→ N-DMF13HZD 450ps)
台車 N-DT150A(N-TR150A) 1996年より冷房化。
100番台はトイレなし 150番台はトイレ付き 0番台は存在しない。
参考:JR車両ハンドブック2008
キハ143形150番台冷房車 キハ143-156
キハ143-156:もとオハフ51-39 撮影2009.3:札幌 1995年製 の156・157は竣工時から冷房付き。
キハ141形 キハ142形 0番台
キハ142形 100番台 200番台
キハ143形 100番台 150番台 キサハ144形100番台
キハ143形 100番台 150番台 ワンマンカー
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