2021年10月1日に定期運用から離脱することになったE4系は、オール2階建て新幹線E1系“Max”(1994年に登場)のニューバージョンです。
1997~2003年に8連×26=208両が新造されました。E1系は普通鋼製でしたが、E4系は、アルミ合金製となりました。
先頭車両の前頭部はE1系よりロングノーズに(E1系:9.4メートル、E4系:11.5メートル)なり、その先頭形状は何とも個性的です。
E4系ではE1系同様、通常床下に搭載する走行機器を床上車端部に配置するため、M車を減らしMT比は1:1となりました。
そのためモータ(MT-206)の定格出力は420kWと高出力です。ただ編成中のM車数がE1系の6両に対しE4系は4両しかありません。
非常時に対応するため、モーター制御を台車単位に変更し、M車2.5両(=5台車分)分でも、25パーミル上り勾配での起動を可能としました。
P51.52 編成(軽井沢乗り入れ対応)、P81.82 編成(長野乗り入れ対応、60/50Hz変換可)
E1系は12両編成でしたが、E4系は、2本連結した16両編成での運転を想定し8両編成となりました。
ちなみに16両編成時の定員は1634人。高速車両としては世界最大の定員数となります。
JR東日本 E4系新幹線 MAX P3編成
撮影場所:郡山
JR東日本 E4系 P7編成 8連 新幹線総合車両センター(仙セシ)
←東京① 仙台、新潟⑧→
E453_107-E455_107-E456_107-E458_7-E459_207-E455_7-E446_7-E444_7
T1c-M1-M2-T-Tk-Mp-M2s-Tpsc
参考:JR電車編成表2011年夏版 撮影2007.12
JR東日本 E4系新幹線 MAX P82編成 急勾配区間、50/60Hz電源対応
撮影場所:新潟
JR東日本 E4系 P82編成 8連 新潟新幹線車両センター(新ニシ)
←東京① 仙台、新潟⑧→
E453_126-E455_126-E456_126-E458_26-E459_226-E455_26-E446_26-E444_26
T1c-M1-M2-T-Tk-Mp-M2s-Tpsc
P1~P22、P51.52、P81.82 8×26本=208両
参考:JR電車編成表2011年夏版 撮影2009.8
JR東日本 *E4系新幹線 MAX P51編成 急勾配区間対応
撮影場所:東京
JR東日本 E4系 P51編成 8連 新潟新幹線車両センター(ニシ)
←東京① 仙台、新潟⑧→
E453_117-E455_117-E456_117-E458_17-E459_217-E455_17-E446_17-E444_17
T1c-M1-M2-T-Tk-Mp-M2s-Tpsc
*P51.52 編成が割り込んだカタチになりますので、P17編成は下二桁が19にずれ込んでいきます。
参考:JR電車編成表2011年夏版 撮影2011.8
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