キハ55系は1956~60年に登場した国鉄初の優等列車用 準急型気動車。
DMH17系エンジンと液体変速機を組み合わせた点は、キハ10系と同じですが、ナハ10系で確立された軽量化技術を活かし車体を大型化、車体幅2.9m、車体長21.3mというスタイルは、1958年から製造されたキハ20系に引き継がれました。
1956~57年製のキハ55(当時キハ44800形)はDMH17B(160ps)×2、いわゆる「バス窓」車体でした。
1957~58年に1エンジンのキハ26、半室グリーン車キロハ25が登場。台車にも改良が加えられました。
1958年後半からは客室窓が一段上昇式に改められ、エンジンは180psにパワーアップしています。これらは100番台に区分され、全室グリーンのキロ26も追加されています。
準急が廃止となった後は急行にも使用されていましたが、キハ58系の増備に伴い次第にローカル運用に就くようになりました。
一部は郵便車・荷物車へ改造されました。1980年代初めから急速に数を減らし、1986年度までに全車廃車、JRには引き継がれませんでした。
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